三嶋神社 


 寺社の種類:旧村社
 創建の時期:ー
 主祭神:大山祇命
 札所:ー
 本殿の形式:ー
 境内社:ー
 所在地:神奈川県横浜市旭区下川井町334
 訪問日:2025年11月17日

 

横浜市旭区下川井町にある神社です。旧川井村の鎮守として信仰されてきた神社です。

御手水場
神楽殿
拝殿
拝殿の奥に本殿

『大坂夏の陣(1615)で滅亡した豊臣家の遺臣・某が伊豆三島神社で豊家再興を祈願、当地に土着した際に当社を創建したといいます。』(猫の足あと 2025/12)

《三嶋神社 御由緒》 現地の案内から

三嶋神社は創祀が詳らかではありませんが、旧川井村が川井・上川井・下川井の各村に分かれた江戸時代・寛永年間(一六二四~一六四四)以前に創建されたと伝えられています。

当社の御祭神である大山祇命(三嶋大明神)は、伊豆国三嶋大社より勧請(御分霊を戴く)されました。三嶋大社は、平安時代に編纂された「延喜式神名帳」でも特に霊験あらたかなる神として、名神大社に列し、武家の崇敬も篤く鎌倉・室町。江戸時代と各時代を通して崇敬されました。

大山祇命は大山を司る神のみならず、水源や田畑の農作物の捻りにも関わるため、古くから農業や林業、鉱業の守護神としての信仰が篤く、また源氏の棟梁であった源頼朝が平氏打倒を三嶋大明神に祈願し、見事に成功をおさめて鎌倉幕府を開いて以来、立身出世の神としても信仰されるようになりました。

当地は江戸期を通して幕府の天領であり旗本の倉林氏が知行(間接支配)しました。江戸時代後期に編まれた官撰地誌である「新編武蔵国風土記稿」には、「三島社捨地(組税が免除された土地)、二段(反)許り、村の東の方にあり、平地にして松杉数樹繁茂す。社は二間四方西向きなり、社前に木の鳥居を立て、神體は長さ一尺詳り、此の辺りの鎮守にして、例祭は九月十一月の内、其日を定めずして祭れり」とあります。

現在の社殿は昭和十二年に改築されたもので、平成二十四年には神楽殿が改築されました。境内には横浜市の名木古木指定登録樹木(カヤ・ケヤキ)があります。

 大山咋神(おおやまくいのかみ)

大年神(おおとしかみ)と天知迦流美豆比売(あまちかるみずひめ)との間に生まれた神で、須佐之男命(すさのうのみこと)の孫にあたります。松尾さまの愛称で全国的に崇められる酒づくりの神です。

 

 素戔嗚尊・須佐之男命(すさのうのみこと)

日本神話に登場する神で出雲神話の祖神とされています。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子で天照大神の弟とされています。

高天ヶ原で多くの乱暴を行ったことで天照大神が怒り天の岩戸にこもり、高天ヶ原から追放されました。出雲に下り八岐大蛇を退治し奇稲田姫命(くしなだひめ)を救ったとされています。

 

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