八王子神社(白山八王子神社) 
寺社の種類:神社
創建の時期:ー
主祭神:奥津島比売命など八柱の神
札所:ー
本殿の形式:ー
境内社:ー
所在地:山梨県甲府市湯村3丁目
訪問日:2025年11月3日
山梨県甲府市の八王子山山頂に祀られた神社です。花崗岩と白砂が風化した岩山の上に石祠が祀られていました。
《白山八王子神社の由来》 現地の案内板から
〇御祭神(八柱)
高天原の天の安河を挟んで天照大神と素差鳴尊(すさのうのみこと)との間で交わされた身の潔白を巡って誓約(うけい)の際に生まれた三女神並びに男神(古事記)
三女神(のちの宇像三神)・奥津島比売命(おきつしまひめのみこと)、市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)、多妃毘売命(たぎつひめのみこと)
五男神・正勝吾勝速日天之忍穂耳命(あまかつあかつかちはやひあまのほしほみみのみこと)、天之菩卑能(あめのほいのみこと)、活津日子根命(いくつひこねのみこと)、熊野久須毘命(くまのひすたびのみこと)
〇御由緒
日本は古来山岳を聖地として敬う信仰があり、それに神道や仏教が習合(混淆)してきた歴史がある。
甲斐の国では、富士山、金峰山、鳳凰山、等の霊峰を中心に山岳宗教が盛んで特に金峰山と富士山はその中心であった。甲斐の国の北鎮の金峰山に古く山頂に神仏習合の蔵王権現(吉野金峰山より)を祀り甲斐・信濃の水源地として水霊信仰の厚き聖地(平安時代から鎌倉時代)であった。
明治元年一千有余年に渡って行われてきた神仏混淆(水波の間係)を禁止され、二者分離政策で呼称が「神名」に改められた神社である。
金峰山ルート上に位置し、甲府盆地を眼下に見、正面に霊峰富士を仰げる絶景の地であり、風化された土壌中に比較的石英が残存し白色を呈するのをもって白山八王子神社と称される。古く稲作が主産業にあったこの地の村民並びに遠近の崇敬者によって、より厚く祀られ今日に至る。例大祭は月の第一日曜日。
〇御神徳
五穀豊穣・病気平癒・家内安全・交通安全(陸海空路)