桜株十一面観音 


 寺社の種類:観音堂
 山号: 福修山
 創建の時期:昭和12年(1937)
 本尊:ー
 札所: ー
 所在地:神奈川県大和市福田3丁目1ー3
 訪問日:2025年10月30日

 

神奈川県大和市福田にある十一面観音堂です。

昭和11年(1936)に発生した悲惨な踏切事故の犠牲者を慰霊するために建立された観音像です。事故で亡くなった児童11名の冥福を祈り、交通安全を願う象徴として現在も祀られています。

御手水場
十一面観音堂
十一面観音堂の案内板

《桜株十一面観世音菩薩の由来》  現地の案内板

この尊像は昭和十一年十月二十三日、深谷村秋祭と大和村小学校の運動会の帰途、当時もの珍らしい自動三輪車にてこの桜株踏切にさしかかるや折から幕進し来たりし江の島行電車に接触し一大音響と共に三輪車もろとも十一名即死、二名が重傷と云う大惨事を巻き起し、これを契期に部落の先輩諸氏か事故防止を呼びかけ設立運動を起し、翌昭和十二年有志の善意が高なり浄財の御喜捨により、当時綾瀬村報恩寺住職の御懇篤なる御教導仰いで一名の尊き御魂の冥福を祈るために十一面観世音菩薩像が踏切わきの此の地に安置されせて二度とこのような事故を起こさぬよう永遠に交通安全を願い菩薩の御加護祈願し遂に尊像が設立致しました。

桜ヶ丘自治会

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