水戸街道石橋供養塔 
観光地の種類:石塔
所在地:東京都葛飾区新宿2丁目19
訪問日:2025年10月10日
水戸街道と佐倉街道の分岐のある供養塔です。石面には左・水戸街道、右・なりた●●●と刻まれています。近くには葛飾区教育委員会の文化財指定の案内板がありました。
《水戸街道石橋供養道標》
この道標は、水戸道と佐倉道の分岐点に、地域の万人講・不動講・女中講が共同で架橋した27の石橋供養のために建てたものです。建設は安永2年(1773)10月から同6年11月にかけて行われました。石工は新宿町の中村佐右衛門で、造立時には道標の頭頂部に仏像が載せられていました。
水戸佐倉道は千住宿から分かれて葛西領に入り、宿場町新宿から佐倉道を分岐しました。この形で街道が整備されたのは天和元年(1681)以降で、元佐倉道が本来の街道筋でした。両街道が江戸川を渡る地点には、水戸道に金町松戸関所、佐倉道に小岩市川関所が置かれました。佐倉道は、成田山新勝寺や千葉寺(千葉市)への参詣が盛んになると、成田道や千葉寺道とも呼ばれるようになりました。
区指定有形民俗文化財 戸街道石橋供養道標 葛飾区教育委員会