東京都台東区今戸にある浄土真宗本願寺派の寺院です。
寛永6年(1629年)、了智によって開山されました。元々は小石川に位置していましたが、寛永19年(1642年)に現在地に移転しました。
かつて称福寺には「御殿」と呼ばれる建物がありました。これは明治初期の材木商、丸山氏の邸宅を移築したものです。明治天皇が習志野行幸の途中に立ち寄ったことのある建物でしたが、1923年(大正12年)の関東大震災で焼失しました。
日本仏教の一宗派。浄土真宗の宗派の1つで本願寺(西本願寺)を本山とする。浄土真宗は第12世准如の時、長兄教如が徳川家康の援助で東本願寺を建てたため本願寺は東西両本願寺に分かれた。1981年6月、東本願寺派を真宗大谷派、西本願寺派を真宗本願寺派と改めた。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。