山梨県上野原犬目にある寶勝寺は曹洞宗の寺院です。
ここは甲州桃太郎伝説ゆかりのお寺です。甲州桃太郎伝説では岩殿山に住む鬼を退治するお話で、きび団子を談合坂、キジを鳥沢、猿を猿橋、桃は百蔵山、犬は犬目の地名として語られているとか。鬼が住むところを九鬼山としたお話もあるようです。
またここは葛飾北斎の富岳三十六景、歌川広重の富士山十六景の犬目峠として描かれたところとか、残念ながら曇りがちの空の下では御正体山の尾根筋が霞んでいるだけでした。
禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。
仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。
はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。
鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。