坂下地蔵堂 


 寺社の種類:地蔵堂
 山号: ー
 創建の時期:元文2年(1737年)
 本尊:地蔵菩薩
 札所:ー
 所在地:東京都日野市日野本町3丁目5ー1
 訪問日:2025年4月17日

 

東京都日野市にある地蔵堂です。『日野宿の西端に位置し、「西の地蔵」とも呼ばれています2。堂内には本尊延命地蔵尊(日野市指定文化財)が安置されており、正徳3年(1713年)に江戸小舟町の井田八左衛門が近郷の祈願者232人の協力を得て造ったものです。

堂の前には2体の大きな石地蔵と6体の小地蔵が並んでおり、元文2年(1737年)に建立されたと記されています2。創建当初は旅人の休憩や宿泊の場としても利用されていましたが、明治末期に焼失し、現在の堂宇は昭和7年(1932年)に再建されたものです。』(copilot 2025/4)

日野市・坂下地蔵堂
地蔵堂
日野市・坂下地蔵堂に扁額
地蔵堂に扁額
日野市・坂下地蔵堂に安置されたお地蔵さん
安置されたお地蔵さん
日野市・坂下地蔵堂前にお地蔵さん
地蔵堂前にお地蔵さん

 

《 銅造地蔵菩薩坐像・坂下地蔵》 現地案内板

正德3年(1713年)に、江戸小舟町の井田八左衛門が釈宗威信士菩提のために造ったものである。日野をはじめ、八王子・青梅・立川・大神・福生・由木にわたり、232人の合力を得て奉造したと蓮座に彫りつけてある。 作者は、大昌寺の釣鐘・燈籠、谷戸の念仏証等を鋳造した江戸神田鍛冶町の田川民部藤原見歳である。

永く甲州道中日野宿西の出入口に鎮座して、ここを通行する旅人を見守り、彼らからは坂下地蔵様と親しみ敬われた。近来は、地元自治会の人々によって仏縁の日、念仏供養が行われる。

令和4年(2022年)3月 日野市教育委員会

 

 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

釈迦の入滅後から弥勒菩薩が世に現れるまでの間、無仏の世に住み六道の衆生を教え導くことを誓いとした菩薩。慈愛に満ちた円満柔和な僧形で、多くは右手に錫杖、左手に宝珠を持つ。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 弥勒菩薩(みろくぼさつ)

釈迦の入滅から56億7000万年後の未来の世に仏となってこの世にくだり、衆生を救済するという菩薩

 

 錫杖(しゃくじょう)

僧侶や修験者が持ち歩く杖。頭部は塔婆形で数個の環がかけてあり、振ったり地面を強く突いたりして鳴らす。

 

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