深大寺 


 寺社の種類:天台宗の別格本山
 山号:浮岳山、院号:昌楽院
 創建の時期:天平5年(733年)、開基:満功上人
 本尊: 阿弥陀如来
 札所:多摩川三十四ヶ所観音霊場客番、調布七福神(毘沙門天)
 所在地:東京都調布市深大寺元町5丁目15ー1
 訪問日:2025年2月23日

 

東京都調布市深大寺元町にある天台宗の寺院です。

深大寺の名称は、仏法を求めて天竺へ旅した玄奘三蔵を守護したとされる水神・深沙大王(じんじゃだいおう)に由来していると伝えられています。奈良時代、満功上人が法相宗の寺院として開創し、平安時代に天台宗へ改宗しました。

本尊は本堂に安置されている宝冠阿弥陀如来像。他に元三大師堂には秘仏の元三大師(がんざんだいし)像を祀ると言います。

深大寺の龍虎石
龍虎石
深大寺の福徳尊
福徳尊
深大寺の深沙大王堂
深沙大王堂
深大寺の延命観音窟
延命観音窟
深大寺の岩に掘られた延命観音
岩に掘られた延命観音
深大寺の山門
石段の上に山門
深大寺の白山大権現、山王大権現、稲荷大明神
白山大権現、山王大権現、稲荷大明神
深大寺の元三大師堂
元三大師堂
深大寺の元三大師堂の彫刻
元三大師堂の彫刻
深大寺の50年ぶりの御開帳
4月には50年ぶりの御開帳
深大寺の御手水場
御手水場
深大寺の本堂
国宝に指定された本堂
深大寺の本堂に扁額
本堂の扁額は無量寿
深大寺の鐘楼
鐘楼
深大寺の翠子地蔵菩薩
翠子地蔵菩薩
深大寺の本坊旧庫裏
旧庫裏の内部
深大寺の本坊旧庫裏
本坊旧庫裏
深大寺の不動堂
不動堂
深大寺の不動堂の社
不動堂の社
深大寺の光昇地蔵
光昇地蔵
深大寺の不動の滝
不動の滝
深大寺の不動の滝
竜から滝が落ちる不動の滝

深大寺の境内は外国からのお客さんのほか若者など多くの人で賑わっています。3月3日、4日には厄除元三大師大祭が行われ参道にはだるま市が店を出すと言います。境内には元三大師の旗と10色だるまの案内がありました。

深大寺のだるま市は群馬県の高崎だるま市、静岡県の毘沙門天大祭だるま市とともに日本三大だるま市の一つとして知られています。

深大寺の門前を中心に20点ほどのお蕎麦屋さんがあります。深大寺そばは江戸の名物として知られ、秋には深大寺そばまつりが行われると言います。

 天台宗(てんだいしゅう)

法華経を根本経典とする大乗仏教の一派。575年隋の智顗(ちぎ)が天台山にこもって大成。日本へは奈良時代に唐僧鑑真(がんじん)が初めて伝え、平安初期に最澄が比叡山に延暦寺を建て開宗。のち山門派と寺門派、さらに真盛(しんぜい)派に分かれた。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗浄土真宗時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 鑑真(がんじん)・過海大師・唐大和上(とうだいわじょう)

中国、唐代の高僧。日本律宗の開祖。揚州大明(たいめい)寺で戒律を講じ名声があった。742年日本僧栄叡(ようえい)らの請に応じて来日を志したが海賊や風波の災で5度挫折の後、754年渡来した。

 

 最澄(さいちょう)・伝教大師

平安初期の僧。767~822年。天台宗の開祖。比叡山に入り根本中堂を建立。延暦23年(804年)空海とともに入唐し翌年帰国した。

 

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 浄土真宗(じょうどしんしゅう)

法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。

 

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

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