北向地蔵 


 寺社の種類:地蔵堂
 山号:ー
 創建の時期:享保2年(1717年)
 本尊:地蔵菩薩
 札所:ー
 所在地:神奈川県横浜市保土ケ谷区岩井町406ー2
 訪問日:2025年1月11日

 

横浜清風高校近くの交差点に北向地蔵が祀られています。

北向地蔵
北向地蔵
北向地蔵
北向地蔵の案内板

かなざわかまくら道と弘明寺への分岐で、地蔵の角柱には「是より左の方かなさわ道」「是より右の方くめう寺道」と刻まれています。

 

《北向地蔵》横浜市教育委員会

北向地蔵は、僧三譽伝入が享保2年(1717年)に、天下泰平・国土安全を祈念するとともに旅人の道中安全を祈願して建立したものです。この場所は東海道の保土ヶ谷宿の通称金沢横町から分岐した金沢・浦賀往還への途中に所在するため、角柱には「是より左の方かなさわ道」「是より右の方くめう寺道」と刻まれ、金沢方面と弘明寺方面への道案内も兼ねています。

 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

釈迦の入滅後から弥勒菩薩が世に現れるまでの間、無仏の世に住み六道の衆生を教え導くことを誓いとした菩薩。慈愛に満ちた円満柔和な僧形で、多くは右手に錫杖、左手に宝珠を持つ。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 弥勒菩薩(みろくぼさつ)

釈迦の入滅から56億7000万年後の未来の世に仏となってこの世にくだり、衆生を救済するという菩薩

 

 錫杖(しゃくじょう)

僧侶や修験者が持ち歩く杖。頭部は塔婆形で数個の環がかけてあり、振ったり地面を強く突いたりして鳴らす。

 

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