横浜市金沢区にある臨済宗円覚寺派の寺院です。
鎌倉幕府14代執権北条高時が新田義貞に攻められ自害した時、鎌倉円覚寺の南山士雲禪師に持仏の聖観音菩薩像を託しました。禪師は六浦の地に庵を作り高時をはじめ自害した家臣たちの冥福を祈ったのが泥牛庵のはじまりとされています。
六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。