白髭神社 


 寺社の種類:旧郷社
 創建の時期:元慶元年(877年)
 御祭神:猿田彦大神
 境内社:-
 本殿の形式:神明造
 所在地:神奈川県小田原市小船669
 訪問日:2024年12月23日

 

小田原市小船にある神社で小船、中村原、小竹、羽根尾、明沢の惣鎮守の社です。毎年1月7日の日の出と共に行われる奉射祭は、五穀豊穣を祈る新年の古行事として近郷に広く知られており、古式を伝える神事として小田原市の重要無形民俗文化財に指定されています。

白髭神社の石鳥居
境内に案内板
石段の上に拝殿
境内に鐘楼
拝殿
神楽殿

 

《白髭神社》現地の案内板

この地域の総氏神であり、祭神は猿田彦命である。

鎌倉時代初期の記録によれば、もともと地蔵堂があったが、その後伊勢神宮の神官が諸国行脚の際に、その地蔵堂に宿したところ、白髭の夢を見た。そこで、御神像を彫り、社殿を造営して西暦877年9月9日に盛大な鎮守祭を行ったのが、白髭神社の起源とされている。

その後、社殿も荒廃してしまったが、現宮司中村氏の祖が、白髭の悪夢をみたことをきっかけに、再建した。また、源頼朝から神領を寄進されるなど、武将から敬われた。

なお、毎年1月7日に行われる奉射祭は、五穀豊穣を祈る新年の古行事として、小田原市の重要無形民俗文化財に指定されている。

 猿田彦神(さるたひこのかみ)

日本神話に登場する神。天孫降臨に登場する神で、天照大神に遣わされた瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を道案内した国津神です。伊勢国五十鈴川のほとりに鎮座したとされ、中世には庚申信仰や道祖神と結びつきました。

 

 邇邇芸命・瓊瓊杵尊・瓊々杵尊・彦火瓊瓊杵・火瓊瓊杵(にぎにぎのみこと)・天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)

日本神話に登場する神様。天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫。天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)の子。天照大神の命で葦原の中つ国を統治するため、高天原から高千穂峰に天降ったとされる。木花開耶姫(このはなのさくやびめ)を妻とし、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)を生んだ。

 

 庚申信仰(こうしんしんこう)

十干十二支の一つ庚申の日の禁忌を中心とする信仰。中国では道教の説で庚申の夜睡眠中に体内の三尸虫(さんしちゅう)が逃げ出してその人の罪を天帝に告げると言い虫が逃げぬよう徹夜する風習があった。

 

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