あきる野市にある臨済宗建長寺派の寺院です。正眼閣の扁額を掲げる山門をくぐると見上げるイチョウの大木です。観光パンフレットなどでも紹介され海外からのお客さんもやってくるようです。
茅葺の本堂の裏にはタラヨウの木があります。タラヨウはモチノキ科の常緑樹で冬には赤い実が目立ちます。この葉の裏側は釘や爪先などで文字を書くとことができ、はがき代わりに利用できるとか。
Wikipediaによると「鎌倉建長寺第70世住持である心源希徹禅師によって開山された。開基の龍応智雲尼の夫の正応長者が飼育していた馬が一本角の龍を産んだことから、山号が龍角山となっている。その後、一旦衰微していたが、北条氏康によって再興された。後北条氏との関係が深く、後北条氏から交付された文書が残されている。江戸時代は寺領40石が与えられている。」
六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。