橋本明神大神宮 


 寺社の種類:旧郷社
 創建の時期:永禄12年(1569年)
 御祭神:天照皇大神、相殿:天日鷲命菅原道真公
 境内社:奥宮、神明宮、八幡社、熊野社、雷神社、正一位稲荷神社、厳島社、須賀神社、甲子社
 本殿の形式:神明造り
 所在地:神奈川県相模原市緑区橋本6丁目39ー25
 訪問日:2024年10月27日

 

神明大神宮は旧大山道に沿う橋本商店街の中にあります。境内には近隣にあった天神社を遷座、さらに大坂大鳥神社を勧請、境内に祀っています。

神明大神宮の玉垣
境内の天満宮
神明大神宮の拝殿
拝殿の神額
大鷲神社の拝殿
酉の市の案内
神明大神宮

大神宮は神社の称号の一つです。一般的な「神社」のほか、古代から皇室とゆかりの深い「神宮」、皇族を祀るなど特別な由緒の神社「宮」、地域振興の中核をなす「大社」、伊勢神宮からの分霊を祀る「大神宮」があります。橋本明神大神宮も伊勢神宮の神霊を勧請したのでしょう。しかし天保12年(1841年)4月の橋本の大火により、古記録が全て焼失したため、詳しいことは分わからないようです。

 

 天照大神、天照大御神(あまてらすおおかみ)大日女尊(おおひるめのみこと)・大日霊貴神(おおひるめのむちのかみ)

日本神話で高天原(たかまがはら)の主神。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の娘。太陽神であり皇室の祖神として伊勢神宮の内宮に祭られています。

素戔嗚尊(すさのおのみこと)の乱暴に天の岩戸にこもり国中が暗闇になったという岩戸神話や孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を葦原中国に降臨させた天孫降臨の神話が知られています。

 

 天日鷲命(あめのひわしのかみ)

日本神話に登場する神。阿波国を開拓し穀麻を植えて紡績の業を創始した阿波忌部氏の祖神。

 

 菅原道真(すがわらのみちざね)

平安前期の公卿、学者、文人。845~903年。宇多天皇の信任が厚く、藤原氏を押さえるため藤原基経の死後蔵人頭(くろうどのとう)に抜擢されましたた。延喜元年(901年)藤原時平の中傷により大宰権帥(だざいのごんのそち)に左遷され配所で没しました。

のちに天満天神として崇拝されました。

 

 伊弉諾尊・伊邪那岐命(いざなぎのみこと)

古事記に登場する神、伊弉冉尊(いざなみのみこと)とともに天つ神の命でおのころ島をつくって天降り、国生みと神生みを行った男神です。

黄泉国(よもつくに)の汚穢(けがれ)を禊(みそぎ)した際に、天照大神(あまてらすおおみかみ)、月読尊(つきよみのみこと)、素戔嗚尊(すさのおのみこと)などの神が生まれました。

 

 素戔嗚尊・須佐之男命(すさのうのみこと)

日本神話に登場する神で出雲神話の祖神とされています。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子で天照大神の弟とされています。

高天ヶ原で多くの乱暴を行ったことで天照大神が怒り天の岩戸にこもり、高天ヶ原から追放されました。出雲に下り八岐大蛇を退治し奇稲田姫命(くしなだひめ)を救ったとされています。

 

 邇邇芸命・瓊瓊杵尊・瓊々杵尊・彦火瓊瓊杵・火瓊瓊杵(にぎにぎのみこと)・天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこひこほのににぎのみこと)

日本神話に登場する神様。天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫。天忍穂耳尊(あまのおしほみみのみこと)の子。天照大神の命で葦原の中つ国を統治するため、高天原から高千穂峰に天降ったとされる。木花開耶姫(このはなのさくやびめ)を妻とし、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)を生んだ。

 

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