市守神社・大鳥神社 
かつての横山町の入り口に位置し市の繁栄を願って創建されました。江戸時代中期には大鳥神社が配祀されました。
11月は5日、17日、29日に酉の市が開かれるようで境内には準備の出店が建っていました。
●両社の御祭神
市守神社は、武州八王子宿の入口近くに鎮座し、古くは「市神社」「市守稲荷」「出世稲荷」などと言われていた。祭神の倉稲魂命(うかのみたまのみこと)は、市場の守護神で、厄除け・開運・出世・商売繁盛・学業成就・縁結び・交通安全など霊験あらたかな神様である。
大鳥神社の祭神である天日鷲命(あめのひわしのみこと)は殖産及び武勇の守護神で、広く庶民の間に人気がある。開運・出世・商売繁盛・厄除け・縁結び・学問や技芸成就などの広大な神徳があると言われる。又、大鳥神社の祭神を日本武尊(やまとたけるのみこと)とする説もある。
●両社の創立
天正18年(1560年)6月23日、豊臣秀吉の天下平定戦によって八王子城は落城した。戦後処理のため、市場の再開と物資の調達が急がれ、現在の横山・八日・八幡の各町のあたり(横山の庄と言われた)に大胆な地割りが行われ、今日の八王子の市街地の原型ができ上がった。そして、横山宿では毎月四の付く日に、八日市宿では毎月八の付く日に市が開かれた。六斎市である。
そして、この市の取引の平穏無事を守り、人々に幸せを与える市神として倉稲魂命が祭られた。市守神社である。市守神社の縁起に、「当社神実の覆営(御神体の覆い箱)裏面に人皇五代孝照天皇勅願と記載これあり並びに長田作左衛門とあり、これ北条氏照の家臣長田氏の守護神にして京都伏見稲荷の分霊ならん」とある。
江戸時代の中期に、授福開運の神として、天日鷲命か配祀さた。
なお、市守神社に八王子開宿の功労者である長田作左衛門を併記したととする説もある。
●両社の例祭
市守神社の例祭は初午祭で、毎年二月の初午の日に執り行われる。
大鳥神社の例祭は、十一月の酉の日に執り行われ、古くから授福開運を祈る善男善女で賑わう。大鳥祭である。俗に「お西様」とか「西の市」と呼ばれる。最初の酉の日が「一の酉」で次が「二の酉」、その次が「三の酉」である。 大鳥祭には、社務所で神社熊手・神札・お守りなどが神社崇敬者に領布され、福が授けられる。
もともと、酉の市で実用品として売られていた熊手は、「福を取りこむ」という縁起から酉の市の名物となった。この他、 酉の市の縁起物に、増えるという意味の八頭(やつがしら)や黄金餅(金持ち)、切り山椒、べったら漬けなどがある。
●その他
昭和三十一年七月二十八日、市守神社は八王子市の史蹟に指定された。
古事記、日本書記に登場する神です。須佐之男命と神大市比売の子です。農耕の神、商工業の神、商売繁盛の神としても信仰されていて全国の稲荷神社で祀られています。
日本神話に登場する神で出雲神話の祖神とされています。伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の子で天照大神の弟とされています。
高天ヶ原で多くの乱暴を行ったことで天照大神が怒り天の岩戸にこもり、高天ヶ原から追放されました。出雲に下り八岐大蛇を退治し奇稲田姫命(くしなだひめ)を救ったとされています。