天正2年(1574年)相誉上人周貞が開山し、その後、嘉永2年(1625年)鎌倉武士の末裔である岩崎外記が堂宇を建立しました。石田村岩崎家の菩提寺と言います。
本尊の阿弥陀如来像は南北朝につくられ、観音菩薩、勢至菩薩の脇侍像は江戸時代のものと言います。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。