かつて全国に建立された金光明最勝王経輪読の寺院の一つではないかとも伝えられます。金光明最勝王経は仏教経典の一つで、法華経、仁王経とともに国家鎮護の三部経とされています。
僧削翁が開基となり曹洞宗寺院として創始、その後小田原北条と上杉輝虎との攻防に際して焼き払われたりしたものの、大休門益(天正2年1574年寂)が開山したといいます。当寺の本尊釈迦像は上杉輝虎の守護仏と伝えられると言います。
禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。
仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。
はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。
鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。