伊勢山公園前の交差点に逆川の石碑があります。現地の案内板によると大化の改新が行われたころ条里制による海老名耕地のかんがい用と運送用に掘られた川と言われます。その全長は約2.5キロメートル、ここから凡そ1キロ上流で目久尻川を堰き止めて分水し、この地点で相模横山をよこぎり西北方に流れをとり、今泉境で耕地に注ぎ出しました。このような逆の流れ方をしていたので「逆川」の名が生まれたと言います。
近くには相模国分寺があります。七重の塔の屋根は瓦で葺かれ三浦半島の窯やからさわ瓦窯で焼かれたと言います。これらの瓦も逆川で運ばれたものと思われます。