かつて世田谷吉良氏の支城・奥沢城がありましたが小田征伐後に廃城となり延宝6年、珂碩が同地に浄真寺を開山しました。
浄真寺は九品仏を祀るお寺です。九品仏の名は同寺周辺の地名や駅名としても広く用いられています。
九品仏は観無量寿経に説く九品往生の思想に基づく極楽往生の9つの階層を表していると言います。
本堂の対面し上品堂、中本堂、下品堂の3つの阿弥陀堂があり、それぞれに3体ずつ合計9体の印相の異なる阿弥陀如来像が安置され極楽への往生を導いてくれると言います。
山門の脇には仁王堂があります。賽銭を入れると見上げる閻魔さまがが大きな声で人の生き方を話してくれました。
仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。
はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。