大吉寺は世田谷吉良氏の祈願所となっていました。世田谷吉良氏は足利氏の支族で世田谷豪徳寺に世田谷場を構えたとされています。吉良氏は北条氏と姻戚関係を結ぶなど関係を深めていましたが小田原征伐で北条氏が滅亡すると共に吉良氏も滅亡しました。そののち目黒祐天寺の祐天上人とその弟子祐海上人の尽力により浄土宗寺院として再興しました。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。