箱根町にある曹洞宗の寺院です。旧街道から石段の道を下ると本堂があります。正面には台湾式の光明消災燈が所狭しと飾られています。観音さまのご加護でどんな苦難、災いも必ず取り除かれると言われている灯りです。
かつて台湾の寺から日本に留学していた2人の尼僧が帰国にあたり福寿院を訪ね、当時の住職の提案で台湾彰化県の清水岩寺と姉妹寺院の関係を結ぶことになりました。
また本堂のわきには開運出世慈母観音菩薩の分身である跨ぎ撫で観音があり、自らの悪い場所と同じ場所を撫でると身心の願いが成就するとされ、子授けや安産にもご利益があると言われています。
禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。
鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。