甚行寺 


 寺社の種類:真宗高田派の寺院
 山号:真色山
 創建の時期:明暦2年(1656年)、意円上人が開山
 本尊:阿彌陀如來
 札所:-
 所在地:神奈川県横浜市神奈川区青木町3-10
 訪問日:2023年4月20日

 

神奈川宿の真言宗高田派の寺院です。真言宗高田派は三重県津市の専修寺を本山とする浄土真宗の一派です。

幕末になると、江戸幕府はアメリカ、オランダ、イギリス、フランスと通商条約、和親条約を結びました。開港した横浜では甚行寺の本堂がフランス公使館に充てられていたと言います。

甚行寺の案内板
甚行寺の山門
本堂
御手水場

関東大震災と横浜大空襲によって建物は失われましたが、昭和46年(1971年)本堂・客殿を再建しました。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗浄土真宗時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 浄土真宗(じょうどしんしゅう)

法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。

 

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

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