青松寺 


 寺社の種類:曹洞宗の寺院
 山号:万年山
 創建の時期:文明8年(1476年)、雲岡舜徳
 本尊:釈迦牟尼仏
 札所:-
 所在地:東京都港区愛宕2丁目4-7
 訪問日:2023年4月11日

 

江戸府内の曹洞宗の寺院を統括した江戸三箇寺の1つです。太田道灌が雲岡舜徳を招聘して創建。当初は武蔵国貝塚(現在の千代田区麹町周辺の古地名)にありましたが、徳川家康による江戸城拡張に際して現在地に移転しました。江戸時代には、曹洞宗江戸三ヶ寺(青松寺、泉岳寺、総泉寺)の一つとして触頭を勤めていました。

青松禅寺の山門
山門の増長天と広目天
山門の多聞天と持国天
中雀門
観音聖堂
本堂
本堂の扁額
座禅堂
鐘楼
十観音のレリーフ
法輪大観音
散策路の石仏

中雀門をくぐると本堂、右手には観音聖堂、左手には座禅堂があります。境内には後に吉祥寺の旃檀林に統合され駒澤大学へと発展解消した教育機関の一つである「獅子窟」があったとされ、幾多の人材を輩出したところとされています。

 

 曹洞宗(そうどうしゅう)

禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。

 

 道元(どうげん)・承陽大師

鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。

 

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