鎌倉時代の正安2年(1300年)に無極斎により創建、室町時代永徳年間に浄土宗列祖・良肇和尚が知恩院法脈を伝え樹高山西照院伝肇寺と号し関東最初の念仏道場となりました。
北原白秋が大正7年から15年まで家族とともにこの地に住み、多くの童謡の執筆しました。大正8年に本堂東側に建てた小さな家は「木兎の家」と呼ばれていました。
境内の大きなかやの木は、童謡「かやの木山」に登場します。小さな祠には白秋が名付けた「かやの木地蔵」が祀られています。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。