栃木県足利市通にある時宗の寺院です。平安末期の創建と言われ、時宗の開祖一遍上人の法孫が遊行で荒廃した寺の再建に尽力されたと伝えられています。
コンクリート造りの本堂には足利七福神の奉納旗が立っています。開運厄除・学業成就の毘沙門天のお寺です。
本堂の上には福厳寺が管理している子安観音堂がありました。観音堂から続く山道にはたくさんの庚申塚や馬頭観音、石仏が祀られています。ここの庚申塚は自然石に庚申の文字を刻んだものが多く、関東南部の青面金剛を刻んだものは無いようでした。地域のよってその形態も違うようです。
鎌倉中期の僧。1239~1289年。時宗(じしゅう)の開祖。延暦寺に入り太宰府で法然の孫弟子聖達に浄土教を学ぶ。他力念仏を唱え衆生済度のため、民衆に踊り念仏を勧め全国を遊行した。