文永年間に天台宗寺院として創建したと伝えられます。永禄10年(1567年)に誓誉重南が浄土宗寺院に改めて開山、江戸期には幕府より寺領3石の御朱印状を受領していました。
本堂や観音堂は数年前に再建されました。本堂に安置されている阿弥陀三尊像は室町期時代の作とされ町田市の有形文化財にも指定されています。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。