西武グループが各地のプリンスホテルを開発する際に、芝増上寺をはじめとする各地の文化財をこの地に集め、西武鉄道グループのオーナーであった堤義明と親しかった寛永寺の助力により天台宗別格本山として建立しました。
山門をくぐると御成門、東京芝の徳川秀忠御廟に建立されていたもを移築したものと言います。飛天の彫刻や絵画が多く描かれている楼門です。
坂道を登ると狭山不動の本堂です。さらに境内には多宝塔や羅漢堂など古い歴史の建物があります。
近くの人の話では「堤さんの寄せ集め寺」とか、結果として古い歴史の跡が今も残されているのでしょう。
法華経を根本経典とする大乗仏教の一派。575年隋の智顗(ちぎ)が天台山にこもって大成。日本へは奈良時代に唐僧鑑真(がんじん)が初めて伝え、平安初期に最澄が比叡山に延暦寺を建て開宗。のち山門派と寺門派、さらに真盛(しんぜい)派に分かれた。
五大明王・八大明王の主尊。悪魔を下し仏道に導きがたいものを畏怖せしめ、煩悩を打ちくだくと言います。
忿怒の姿で火焔の中にあり、右手に剣、左手に索縄を持ち、心の内外の悪魔をはらうとされています。
中国、唐代の高僧。日本律宗の開祖。揚州大明(たいめい)寺で戒律を講じ名声があった。742年日本僧栄叡(ようえい)らの請に応じて来日を志したが海賊や風波の災で5度挫折の後、754年渡来した。