龍宮神社 


 寺社の種類:旧郷社
 創建の時期:明治9年(1876年)
 御祭神:底津和田都美神、中津和田都美神、上津和田都美神
 本殿の形式:神明造銅板葺
 所在地:北海道小樽市稲穂3丁目22番11号
 訪問日:2020年10月21日

 

龍宮神社は小樽港を見下ろす坂の上に祀られた神社です。龍宮神社の境内はアイヌの重要な斎場でした。当時のアイヌは海や山での狩猟生活を営んでおり、この祭場に「イナホ」を立て祭事を行っていました。「イナホ」とは木片を削り祭具として用いたものでアイヌ語で神を意味し神社を指と言います。この周辺を稲穂町(いなほちょう)と呼ぶのはこれが語源と龍宮神社の歴史に紹介されていました。

石段わきに石柱
石段の途中に社務所
境内の奥に拝殿
拝殿の内部
境内に榎本武揚の銅像
榎本武揚の案内板
小さな祠に魚籃観音
急坂から見下ろす小樽の港

境内には榎本武揚の銅像が立っていました。戊辰戦争の時、榎本武揚は函館戦争で敗れ薩長軍に囚われます。そのご明治政府へ登要され要職を歴任しました。明治9年国有地払い下げの折、榎本武揚が建立したのが龍宮神社の創建と言います。

 

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