真宗大谷派札幌別院(東本願寺札幌別院) 


 寺社の種類:浄土真宗大谷派のお寺
 創建の時期:明治3年(1870年)
 本尊:阿弥陀如来
 札所:-
 所在地:北海道札幌市中央区南7条西8丁目290
 訪問日:2020年10月21日

 

東本願寺札幌別院はススキの近くにある浄土真宗のお寺です。東本願のホームページなどによると明治3年、東本願寺は現如上人を責任者として随員百数十名と共に北海道の開拓、開教に着手しました。

東本願寺札幌別院の山門
勅願寺管殺地所の石柱
別院事務所
大谷ホール
境内の奥に本堂
紅葉を窓に映す本堂

胆振の尾去別から札幌の平岸へと続く本願寺街道はこのとき完成された道路です。当時東本願寺と徳川家の関係が深いことから東本願寺を排除しようと考えがありました。本願寺は反意がないことを誓書として提出しこの代償として道路建設を出願し新政府が許可した記録に残されています。

大信海の石碑
大信海の案内板
現如上人の名号碑
名号碑の案内板
御手水場
境内の鐘楼
無量寿堂
紅葉に包まれた境内

ビル群の中にある境内はすでに紅葉の真っ最中です。

 

 浄土真宗大谷派(じょうどしんしゅうおおたには)(浄土真宗東本願寺派)

日本仏教の一宗派。浄土真宗の宗派の1つで根本道場である真宗本廟(東本願寺)を本山とする。浄土真宗は第12世准如の時、長兄教如が徳川家康の援助で東本願寺を建てたため、本願寺は東西両本願寺に分かれた。1981年6月、東本願寺派を真宗大谷派、西本願寺派を真宗本願寺派と改めた。

 

 阿弥陀如来(あみだにょらい)

大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗浄土真宗時宗などの浄土教宗派が成立した。

阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。

 

 浄土宗(じょうどしゅう)

法然上人を宗祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の聖典とするが、観無量寿経を重視して専修念仏によって極楽浄土への往生を宗旨とする。総本山は京都の知恩院。

 

 浄土真宗(じょうどしんしゅう)

法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。

 

 時宗(じしゅう)遊行宗(ゆぎょうしゅう)

日本仏教の一宗派。念仏系の宗派で1276年一遍(いっぺん)が開いた。阿弥陀経を根本経典とし経中の臨命終時の言葉を宗の名とした。

 

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