勝楽寺(半僧坊) 


 寺社の種類:曹洞宗
 山号:満珠山
 創建の時期:天文13年(1544年)、能庵宗為大和尚が開山
 本尊:釈迦牟尼仏
 札所:-
 所在地:神奈川県愛甲郡愛川町田代2061
 訪問日:2020年2月11日

 

現地の案内板いよると草創は弘法大師が法華経を書き写した霊場と伝えられます。天文年中、能庵宗為大和尚が曹洞宗として開山しました。

田代半僧坊の石柱
田代半僧坊の案内板
参道の先に壮大な山門
境内に石仏が祀られています
見上げる重層門
山門には仁王像
山門には仁王像
中門には葵の御紋

境内には嘉永4年(1851年)建立の壮大な山門があります。木造総欅の入母屋三間造り、前面に唐破風のある二重門となっています。名匠、右仲、左仲、左文字の三兄弟により建てられたもので楼上には釈迦三尊と十六羅漢像があります。

入母屋造の山門
境内に安楽観世音菩薩
鐘楼
境内の奥に本堂
境内の奥に本堂
奉納旗がたなびく半僧坊堂
半僧坊堂
田代半僧坊の扁額
十六羅漢像
十六羅漢堂
冥途で亡者を裁くと言う十王像
十王堂
参道に子育て地蔵

本堂の脇には田代半僧坊堂があります。遠州奥山方廣寺より勧請した半僧坊大権現が祀られています。半僧坊は鎌倉の建長寺の鎮守にもなっています。

 

 曹洞宗(そうどうしゅう)

禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 道元(どうげん)・承陽大師

鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。

 

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