現地の案内板いよると草創は弘法大師が法華経を書き写した霊場と伝えられます。天文年中、能庵宗為大和尚が曹洞宗として開山しました。
境内には嘉永4年(1851年)建立の壮大な山門があります。木造総欅の入母屋三間造り、前面に唐破風のある二重門となっています。名匠、右仲、左仲、左文字の三兄弟により建てられたもので楼上には釈迦三尊と十六羅漢像があります。
本堂の脇には田代半僧坊堂があります。遠州奥山方廣寺より勧請した半僧坊大権現が祀られています。半僧坊は鎌倉の建長寺の鎮守にもなっています。
禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。
仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。
はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。
鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。