築地本願寺は浄土真宗本願寺派の直轄寺院で、首都圏における開教活動を担う関東最大の念仏道場です。
元和3年(1617年)、京都西本願寺の別院として建立されました。浅草横山町にあったことから江戸浅草御堂と呼ばれていましたが明暦の大火により焼失しました。
延宝7年(1679年)海を埋め立てて地を築きに再建され築地御坊と呼ばれるようになりました。大正12年(1923年)の関東大震災にともなう火災により焼失したため、建築家の伊東忠太氏の設計により古代インド仏教様式の外観で昭和9年(1934年)に現本堂が落成しました。
日本仏教の一宗派。浄土真宗の宗派の1つで本願寺(西本願寺)を本山とする。浄土真宗は第12世准如の時、長兄教如が徳川家康の援助で東本願寺を建てたため本願寺は東西両本願寺に分かれた。1981年6月、東本願寺派を真宗大谷派、西本願寺派を真宗本願寺派と改めた。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。