弘法山は、山頂に諏訪神社、中腹に観音堂、山麓に見正寺があり全山に信仰対象となっています。
江戸期には高房山妙見寺があったものの明治維新後に廃寺となり観音堂が残されました。本尊の観音菩薩は弘法大師の作とされています。安産子育ての観音様として参詣者が絶えません。乳房をかたどった縫いぐるみを奉納する習俗はとしても知られています。
境内中央には武蔵越生七福神の弁財天が祀られた弁天堂があります。
真言宗の新義真言の一派。宗祖覚鑁(かくばん)は真言宗の教義に念仏を加味し、高野山の大伝法院にあって布教に努めた。その教勢が高野本山をしのいだため紛争を生じ1140年円明寺を開いて分立した。