鎌倉本覚寺の旧末寺となっています。開基とされる日範上人が日蓮大聖人の弟子となってまもなく大聖人は囚われの身となり伊豆に流されました。
海岸に面した妙法経窟は日範上人が3年間、海水修行した地とされています。岩窟の入口にある門柱に円徳寺御開山日範上人、三ヶ年海水修行之霊跡と記されています。
寺内にある赤辺稲荷には、イワシ漁に出た漁師が大シケとなり、家族や里人は夜を徹して船の無事を赤辺稲荷に祈り続けた。願いが通じ明朝、嵐が静まった浜に全員が無事に戻ったとする話が残っています。
仏教の一宗派。鎌倉時代に日蓮が開いた。法華経を所依(しょえ)とし南無妙法蓮華経の題目を唱える実践を重んじ、折伏(しゃくぶく)・摂受(しょうじゅ)の二門を立て、現実における仏国土建設をめざす。
鎌倉時代の僧。日蓮宗の開祖。安房小湊の漁師の子という。17歳ころから鎌倉・比叡山などで11年間修行研鑽し、法華経こそ至高の経典であるとの確信を得、1253年故郷の清澄山頂で題目を高唱して開宗した。