足柄城の守りとして築かれたとされる後北条氏の砦です。現地に案内板があるものの築城時期など詳しいことは判りませんでした。
案内板では「地蔵堂近くの古城跡、定山(じょうやま)から、一の金王(こんのう)、二の金王、三の金王を登り詰めると猪鼻砦にいたる。ここから小山町新柴へと尾根道が続いており、猪鼻砦は金時山から足柄峠、定山から新柴へと続く尾根道を押さえる目的で築かれ、足柄城の南方を守備する砦として重視されていた。足柄城からは2.7kmの距離にある。」と記されていました。
夕日の滝へと下って行く登山道に猪鼻砦跡の案内板があるだけで近くに遺構は残っていないようです。