雲光院は阿茶局が発願となり、還蓮社往誉潮呑和尚を開山に迎え滝徳山高巌寺として創建しました。天和3年(1683年)に当地へ移転したと言います。
阿茶局は今川家臣神尾孫兵衛久宗の妻であることから神尾家の菩提寺として檀家は持たず、僧侶の修行所としての役目を果たしたと言います。徳川家康公はじめ三代の将軍よる手厚い擁護を受け一時は法蔵院・浄慶院・良正院をはじめとして多くの塔頭がありました。
境内には阿茶局の墓と言われる古い宝篋印塔や多くのお地蔵さんが祀られていました。
大乗仏教の仏。西方の極楽浄土の教主で生あるものすべてをすくう仏様。念仏により浄土に往生できるという阿弥陀信仰が鎌倉時代にさかんになり、浄土宗、浄土真宗、時宗などの浄土教宗派が成立した。
阿弥陀如来像は質素な形で如来の通相と呼ばれる姿をしています。小指を除く三指と親指で輪にした九品来迎印(くぼんらいごういん)を結んでいるのが特徴です。
法然上人の弟子の親鸞上人を開祖とする浄土教の一派。浄土三部経を所依の経典とするが、特に無量寿経により阿弥陀仏の本願の信心を重視し、称名念仏は仏恩報謝の行であるとするのを宗旨とする。門徒宗、一向宗とも呼ばれます。