平成7年(1995年)に発生した阪神、淡路大震災はマグニチュード7.3、最大震度7を記録した直下型地震で死者6,400人以上という大きな被害をもたらしました。震源地に近い淡路島の野島断層では大きな横ずれ断層が地表に露出しました。北淡震災記念館には地表に現れた断層の一部を保存する野島断層保存館が建てられています。
エントランスには直上を並行に走る阪神高速神戸線の高架橋の倒壊や落橋により不通になった国道43号線の再現、断層保存ゾーンには地表に現れた断層やずれた農道や生け垣などが展示されています。
またメモリアルハウスでは往時の台所、家の外には120cmずれたとされる断層の痕跡が生々しく残っています。最後に立ち寄った体験コーナーでは阪神淡路大震災と東日本大震災の揺れが体験できました。
東日本大震災では千葉で震度は6強、当時住んでいた建物が13階と言うこともあってかなり長い横揺れでした。食器などが落ちて割れたのはメモリアルハウスの台所そのものです。地震後の1~2週間は余震であまり眠られない日が続いていたのが記憶に残っています。