横浜市西区西戸部町にある高野山真言宗寺院。元祐(天文7年1538年化)が開山となり創建したといいます。
寺伝では天平年間(8世紀)、この地を通りかかった行基が水を探していると亀が這い出し、路傍を掘ると清水が湧き出したため当地を法亀山と名付け草庵を創ったのが始まりとされています。
明治までは杉山神社の別当寺としてくらやみ坂の下にあり、横浜開港後に新設された神奈川奉行所の宿舎にもなりました。 くらやみ坂脇には戸部監獄と刑場が置かれ、外国人殺傷事件で処刑された人々の墓もあります。
江戸時代から門前にあった日限地蔵尊には、関東大震災で焼け出された藤棚の延命地蔵尊と岩亀横丁の子育地蔵尊が合祀されています。
真言宗の宗派である。総本山は金剛峯寺。高野宗・高野派とも呼ばれる。全国に約3700の末寺がある。
奈良時代の僧、668~749年。百済系の渡来人。法相宗を学び諸国を巡って布教た。民衆とともに道路・堤防・橋や寺院の建設にあたったが僧尼令違反として禁止された。後に聖武天皇の帰依を受け、東大寺・国分寺建立に協力。日本最初の大僧正の位を授けられた。
第45代天皇(在位:724年2月4日~749年7月2日)文武天皇の第一皇子。光明皇后とともに仏教を厚く信仰。全国に国分寺・国分尼寺を置き東大寺を建立して大仏を造立した。陵墓は奈良県奈良市法蓮町の佐保山南陵。