まんだら堂やぐら群は名越切通の近くにある古い遺構です。150とも言われる岩盤をくりぬいたやぐらが残されています。
国の史跡に指定され春、初夏、秋に期間限定公開されています。やぐら群が見渡せる小高い丘の上からはボランティアの方がパンフレットを片手に説明をしてくれました。
かつてここには死者を供養するための曼荼羅堂があったとされていますがその実態は不明と言います。
やぐらは鎌倉時代中頃から室町時代末期ごろに造られたお墓で、火葬した遺骨を納める穴などの納骨施設があり、供養塔・石仏などが納められています。
ここのやぐらでは火葬の跡なども発掘されまた斬首されたとみられる頭蓋骨も出土しています。集団墓地であり火葬場でありかつ処刑場であったとも考えられているようです。