日連に帰依した石井長勝が自宅に法華堂を建立して寄進したものが始まりとされる日蓮宗の寺院です。日蓮が松葉ヶ谷法難にあったとき帝釈天の使いとされる白猿に助けられたことから帝釈天出現の霊場とされています。
境内の奥には大きな本堂があります。その前には高村光雲の作という大きな日蓮像、それを取り囲むように増長天、広目天、毘沙門天、持国天の四天王の像が立っていました。
左手の石段の上には本師堂と法華堂があります。法華堂の前のもみじは真っ赤に色付いていました。
仏教の一宗派。鎌倉時代に日蓮が開いた。法華経を所依(しょえ)とし南無妙法蓮華経の題目を唱える実践を重んじ、折伏(しゃくぶく)・摂受(しょうじゅ)の二門を立て、現実における仏国土建設をめざす。
鎌倉時代の僧。日蓮宗の開祖。安房小湊の漁師の子という。17歳ころから鎌倉・比叡山などで11年間修行研鑽し、法華経こそ至高の経典であるとの確信を得、1253年故郷の清澄山頂で題目を高唱して開宗した。