開創当初は大乗山延壽院と呼ばれ瑞輪寺との末寺でしたが、宝永年間(1704-1710年)身延山久遠寺の末寺となります。
宝暦5年(1755)年に延壽寺と名を改め、身延山山本坊より日荷上人尊像を勧請しました。日荷上人像は健脚の神様として日荷堂に祀られています。
度重なる火災や上野山の彰義隊の戦火などにより焼失しました。現在の日荷堂は明治44年(1911年)の再建です。
小さな境内に入ると正面の本堂、右手には日荷堂があります。足病のご利益があるとのことで軒には奉納額や千社札が貼られていました。
仏教の一宗派。鎌倉時代に日蓮が開いた。法華経を所依(しょえ)とし南無妙法蓮華経の題目を唱える実践を重んじ、折伏(しゃくぶく)・摂受(しょうじゅ)の二門を立て、現実における仏国土建設をめざす。
鎌倉時代の僧。日蓮宗の開祖。安房小湊の漁師の子という。17歳ころから鎌倉・比叡山などで11年間修行研鑽し、法華経こそ至高の経典であるとの確信を得、1253年故郷の清澄山頂で題目を高唱して開宗した。