豊栄神社 


 寺社の種類:神社
 創建の時期:明治3年(1870年)
 主祭神:-
 社殿の様式:-
 所在地:島根県大田市大森町
 訪問日:2016年8月31日

 

豊栄神社は毛利元就ゆかりの神社です。永禄4年(1561年)毛利元就は山吹城内に自分の木像を安置しました。元亀2年(1571年)には長安寺を建立し木像を移したと伝えられています。

豊栄神社の案内板
鳥居の先に神門
神門の脇の揚水桶
神像が待つされた神門

慶応2年(1866年)第2次長州戦争で長州藩は石見に侵入します。慶応3年(1867年)長州軍の隊士により長安寺境内に霊社が造営された。明治3年、前年に明治天皇から与えられた神号をつけて豊栄神社とし長安寺は廃寺となりました。

参道の奥に神殿
境内に石燈籠
拝殿の彫刻

崩れかけた灯篭や鳥居には進駐した長州の隊士名が刻まれているとされ、激動の幕末の遺跡として興味深い神社です。

 毛利元就(もうりもとなり)

1497~1571年、戦国時代の武将。大内義隆が家臣陶晴賢(すえはるかた)に倒されたのち、陶氏を討って周防・長門を支配下に収めた。出雲の尼子氏を倒して中国地方10か国を制覇。一族の結束を固めるための三本の矢の教訓が有名。

 

 陶晴賢(すえはるかた)

1521~1555年、室町末期の武将。主君大内義隆にそむいて自刃に至らしめその領国を掌握。厳島の戦いで毛利元就に敗れて自害。

 

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