境木地蔵 


 寺社の種類:仏堂
 創建の時期:万治2年(1659年)
 本尊:地蔵菩薩
 所在地:神奈川県横浜市保土ケ谷区境木本町
 訪問日:2015年5月23日、2023年4月20日

 

旧東海道の境木に祀られた地蔵堂です。境木は権太坂から焼き餅坂へと続く難所の一つで富士山を望む見晴らしの良い高台です。

寺伝によれば腰越に流れ着いた地蔵菩薩を地元の漁師が江戸に運ぶ途中境木で動かなくなったため、ここに地蔵堂を立て安置したと伝えられています。

地蔵堂は良翁寺の境内にありましたが良翁寺は関東大震災で廃寺となりました。現在は地蔵堂と江戸の吉原の寄進による手洗い鉢のみが残っています。地蔵堂には良翁院の扁額が掲げられています。

 訪問日:2015年5月23日

境木に祀られた地蔵堂です。

境木立場跡
境木立場跡の案内板
旧東海道の案内板
境木の鐘
境木地蔵の由来
石段を登って
木立の中に地蔵堂
地蔵堂
地蔵堂
良翁院の扁額
奉納提灯
境内に石仏
境内に歌碑
境内に大欅
吉原から奉納された御手水

 

 訪問日:2023年4月20日

境木に祀られた境木地蔵が祀られています。石段を登ると地蔵堂があります。

石段の上に地蔵堂
御手水場
境内にお地蔵さん
地蔵堂
地蔵堂の内部

 

 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

釈迦の入滅後から弥勒菩薩が世に現れるまでの間、無仏の世に住み六道の衆生を教え導くことを誓いとした菩薩。慈愛に満ちた円満柔和な僧形で、多くは右手に錫杖、左手に宝珠を持つ。

 

 釈迦(しゃか)釈迦如来(しゃかにょらい)

仏教の開祖。世界4聖の一人。ネパール南部の釈迦族の王子として紀元前6から前5世紀に生まれる。苦行ののち悟りをひらきインド各地で布教して80歳で没したとされる。

はじめは実在の釈迦をさしたが入滅後、超人化・神格化されて信仰・崇拝の対象となる。日本には6世紀、百済からその教えがつたわった。

 

 弥勒菩薩(みろくぼさつ)

釈迦の入滅から56億7000万年後の未来の世に仏となってこの世にくだり、衆生を救済するという菩薩

 

 錫杖(しゃくじょう)

僧侶や修験者が持ち歩く杖。頭部は塔婆形で数個の環がかけてあり、振ったり地面を強く突いたりして鳴らす。

 

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