大平寺跡 


 観光地の種類:史跡
 所在地:神奈川県鎌倉市西御門1丁目10-10
 訪問日:2015年5月22日

 

大平寺は西御門付近にあった臨済宗の尼寺で鎌倉尼五山の筆頭のお寺でした。弘治元年(1556年)の里見義弘による鎌倉攻撃の影響を受けて廃寺となりました。

大平寺跡の石碑

跡地には江戸時代になり高松寺が建てられたが、こちらも関東大震災により全壊し宮城県へ移転しました。来迎寺の山門脇に石碑だけが建っています。

 臨済宗(りんざいしゅう)

禅宗の一派。鎌倉初期に入宋した明庵栄西(みようあんえいさい)が黄竜派の禅を伝えたのに始まる。鎌倉・室町時代に大いに興隆し、室町幕府は五山の制をつくって保護した。

 

 室町幕府(むろまちばくふ)

足利氏が京都に開いた幕府。1336年足利尊氏の建武式目制定をもって創始された武家政権。鎌倉幕府の制度・機構をほぼ継承して発足し、南北朝合体によって全国統一政権となった。しかし守護領国制の発展による地方分権化に対抗しえず、特に応仁の乱以降は、群雄割拠の戦国時代と化し1573年一五代義昭が織田信長に追放され滅亡。

 

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