伊藤博文らが明治憲法の起草をした夏島の別荘跡地に、大正15年(1926)11月、草案に加わった伊東巳代治、金子堅太郎らが発起人となり建立した記念碑です。
案内板によると明治憲法の草案を起草したのは料亭東屋で、現在の石碑は東屋の廃業により40m東の地に移転たものです。
1841~1909年、幕末から明治の政治家。吉田松陰に学び倒幕運動に参加。のち明治憲法立案に当たる。明治18年(1885年)内閣制度を創設、初代総理大臣となった。枢密院・貴族院の初代議長を歴任。立憲政友会を組織し総裁に就任。日露戦争ののち初代韓国統監となった。ハルビンで韓国の独立運動家安重根に暗殺された。
1830~1859、幕末の志士で思想家。長州藩の下級武士杉常道の子。10歳にして藩校明倫館で講義を行った。山鹿流軍学師範を務め、江戸に出て佐久間象山に師事。安政4年松下村塾をひらき高杉晋作、伊藤博文らに教えるが安政の大獄で刑死した。