大船駅の上には25mの白衣観音(大船観音)が祀られています。
昭和4年(1929年)、地元の有志により護国観音として造営が開始されましたが日中戦争の資材難、資金難などで一時中断していました。戦後大船観音協会が設立され昭和35年(1960年)に完成しました。
急な石段を登ると白衣の観音像がそびえています。観音像の体内には大船観音の築造の経緯などとともに20分の1サイズの観音像が祀られていました。
禅宗の一派。中国の禅宗第六祖慧能の法系である洞山良价 (807~869年) を祖とする。中国禅宗五家七宗の一つ。鎌倉時代に道元が入宋して伝えた。福井県の永平寺と神奈川県の総持寺とを大本山とする。
鎌倉時代の仏僧。曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。幼くして比叡山に上ったがその教学に疑問をもち、栄西について禅を学び1223年明全(みょうぜん)とともに入宋した。天童山で如浄の印可を受け1228年帰国した。
六観音は六道輪廻の思想に基づき、六種の観音が六道に迷う衆生を救うという考えから生まれたもの。地獄道 - 聖観音、餓鬼道 - 千手観音、畜生道 - 馬頭観音、修羅道 - 十一面観音、人道 - 准胝観音、天道 - 如意輪観音とされる。天台系では准胝観音の代わりに不空羂索観音を加えて六観音とする。