苔の洞門は樽前山の噴火で降り積もった溶結凝灰岩が浸食された回廊状の涸れ沢で、岩肌には30種類以上の苔が密生しているところです。
洞門は崩落で中に入られない状況と言います。近くに洞門を見下ろす展望台があると言うことで環境整備の協力金を支払い洞門に向かいました。
展望台近くで監視していた係りの人が説明してくれました。近くの岩の上にもスギゴケ、エゾチョウチンゴケ、エビゴケ、ジャゴケなどを見付けることができます。ジャゴケは町などで見られるゼニゴケの仲間ですが、表面に鱗のような模様があるのが特徴と言います。
高温の火山灰が厚く積もりその内部で再融・圧密されて生じた岩石。爆発的な火山活動に伴って発生した大規模な火砕流の堆積物中にみられる。しばしば粗い柱状節理を呈し、大雪山ふもとの層雲峡、十和田の奥入瀬、阿蘇の高千穂峡などが有名。