杵築城 


 城郭の種類:連郭式平山城(海城)
 築城の時期:明徳4年(1393年)
 廃城の時期:明治6年(1873年)
 主な城主:木付氏、前田氏、杉原氏
 所在地:大分県杵築市杵築16?1
 訪問日:2010年3月9日

 

杵築城は杵築市の八坂川の河口にある台山(台山)の上に築かれた平山城です。

杵築城の案内板
城の歴史が紹介されています

戦国時代は島津氏と大友氏の戦いの舞台となった所と言います。江戸時代には杵築藩の藩庁がおかれていました。

杵築城の復元天守閣
杵築城から見下ろす八坂川河口

訪問した日はあいにくの雨の中で、資料館となっている天守閣に登ると雨にくすぶる八坂川の河口が目の前に広がっていました。

城山公園には石仏や石塔
国東塔
たくさんの石塔
宝篋印塔

城山の公園にはたくさんの宝塔や石仏が集められています。苔むした石塔は五輪塔宝篋印塔など。案内板を見ると室町時代の石塔も多くありました。

 五輪塔(ごりんとう)

密教で説く五大を方(地)、円(水)、三角(火)、半円(風)、宝珠(空)で象徴した仏塔の一つ。大日如来を意味したがのちには供養塔、墓標などとされた。

 

 宝篋印塔(ほうきょういんとう)

宝篋印陀羅尼という呪文を収めた塔。のちに供養塔、墓碑塔として建てられた。方形の石を下から基壇、基礎、塔身、笠、相輪と積み上げ、笠の四隅に飾りの突起があるものをいう。

 

 大日如来(だいにちにょらい)

真言密教の教主。諸仏、諸菩薩の根元をなす理智体で宇宙の実相を仏格化した根本仏とされる。智徳の表現が金剛界大日、理徳の表現が胎蔵界大日とされ、天台宗では大日如来と釈迦如来は法身、応身で同体とし、真言宗では釈迦如来は顕教の教主とみて異体とする。

 

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