岩国城の麓には吉川家歴代の藩主を祭る吉香神社があります。享保13年(1728年)吉川広家により横山の白山神社境内に造営された神社で、明治18年(1855年)に旧城跡の現在地に移築されました。
鳥居をくぐると神門に吉川家の蛇の目九曜紋の幕、その先には拝殿がありました。拝殿、幣殿、本殿が南から北に一直線に並んだ珍しい構成と言います。
1561~1625年、安土桃山・江戸初期の武将。毛利氏支藩、岩国藩吉川氏の祖。関ヶ原の戦いでは西軍にあって徳川家康に通じ、毛利氏の参戦を阻止、宗家の周防・長門両国の保全に功があった。
慶長5年(1600年)関ヶ原で石田三成らの西軍と徳川家康らの東軍とが天下を争った戦い。小早川秀秋の寝返りにより東軍が大勝した。石田三成らは処刑され豊臣秀頼は60万石の大名に転落した。これにより徳川氏の覇権が確立した。
1543~1616年、江戸幕府初代将軍。松平広忠の長男。織田信長と結んで駿河を、豊臣秀吉と和して関東を支配。豊臣秀吉の死後石田三成を関ヶ原の戦いに破り、慶長8年(1603年)征夷大将軍となって江戸に幕府を開いた。武家諸法度などを定めて幕政の基礎を築いた。