多摩丘陵ハイクA2・多摩境駅から京王堀之内駅 


標高
小山内裏公園、長池公園
山域
多摩・武蔵野
登山日
2021年10月14日(木)、晴れ
歩程
行動時間 4:05、歩行時間 3:25
歩行距離
10.1km
標高差
35m
累積標高差
+250m、-295m
登山口
多摩境駅mapon
交通機関
 往路・京王相模原線多摩境駅、 復路・京王相模原線京王堀之内駅
登山コース
多摩境駅~小山内裏公園~尾根緑道・戦車道~長池公園~せせらぎ緑道~蓮生寺~京成堀之内駅
コースmap
小山内裏公園・長沼公園(GoogleEarthで作成)

 

 コースタイム


多摩境駅10:10~ファミリーマート町田小山ヶ丘三丁目店10:15/25~(小山内裏公園)~尾根緑道11:35/12:05~180.2m三角点12:15~南多磨葬祭場公衆トイレ12:00/13:05~尾根幹線道路分岐~長池公園入口13:50~築池13:10~長池見付橋13:40~(せせらぎ緑地)~蓮生寺13:55~京王堀之内駅14:15

 

 多摩境駅~小山内裏公園~尾根緑道・戦車道


先週に続いて多摩ハイク、多摩ニュータウン周辺に残る里山公園歩きです。

たどり着いた多摩境駅の階段を登ると目の前には多摩ニュータウンのマンションが立ち並んでいます。

小山内裏公園入口の案内に従い舗装道路を登って行きます。小山内裏公園は江戸末期に京の内裏から移り住んだ能楽師がこの地に住んでいたことに由来するものとか、多摩ニュータウンなどの開発で残された雑木林緑地の保全を目的として整備された公園です。ここには戦車道や鮎の道など歴史の跡も残るされていると言います。

多摩境駅の階段を登り
マンションの脇を小山内裏公園へ
南広場から尾根道へ
小山内裏公園の案内板

南広場から尾根道を超えると里山広場です。道端にはノコンギクやタイアザミなど秋の花が咲いていました。水辺の広場には大田切池があります。立ち枯れたカラマツが池に浮かぶ姿は都会の大正池と言ったところです。

芝生広場から雑木林の階段を登って行くと鮎の道です。現地の案内板によると津久井で採れた鮎を江戸の町まで売りに通った道とか、途中には茶屋や休息所があったと言います。

大正池を思い出させる大田切池
芝生広場から鮎道へ
鮎道の案内板
鑓水小山給水所の給水塔

張めぐらされた柵の中はサンクチュアリ、地形や動植物のつながりを丸ごと保存し豊かな自然を後世に伝えるものと言います。サンクチュアリは聖域という意味、野鳥の観察などネイチャーセンターが建てられ自然保護普及教育活動が行われていると言います。

ビオトープも似たような生物群集の生息空間を示す言葉です。小学校の校庭で水性動植物を育てていた記憶が残っています。どちらも自然を保護する上で大切なものでしょう。

西展望台の先には丹沢の大山
公園では除草作業
小山内裏公園から続く尾根緑道
トレランの人も多い尾根緑道

やがて道は西展望台へ、立ち並ぶ町並みの先には頭を雲に隠した大山の頂が見えていました。その前に低く連なる稜線は丹沢前衛の山々、経ヶ岳や華厳山などの頂が見えているようですが山頂の同定はなかなか判り難いものでした。

広い尾根の中に続く尾根緑道はトレランやサイクリングの若者、近くのお年寄りが秋の日を浴びながら散策を楽しんでいました。

 

 尾根緑道~長池公園~せせらぎ緑道~蓮生寺~京成堀之内駅


緩やかに続く尾根緑道はあまり変化のない道です。道を僅かに外れると藪の中に4等三角点を見付けることができました。

さらに歩いていくと南多摩斎場近くの公衆トイレです。近くには戦車道路の案内板が建っています。この平坦な道は第2次世界大戦の末期、近くにあった相模陸軍造兵廠で製造された戦車の走行テストを行ったところと言います。

藪の中に三角点
戦車道路の案内板
多摩斎場近くの案内板
少し戻って階段を下って行きます

三角点探しで道を間違ってしまったようですが、長池公園へは南多摩尾根環状道路を北に向かうようです。何処かで道標を見落としたのでしょう。

少し戻った階段を下って行くと交通量の多い舗装道路です。近くにはよこやま道の道標があります。長く連なる丘陵は多摩の横山、眉引き山などとも呼ばれ、西国と東国を結ぶ交通の要衝であったと言います。これを結ぶ散策路も整備されているようでした。

しばらく歩くと長池公園の入り口にたどり着きました。中央道路を緩やかに登って行くと右手に長池へと続く道、沢沿いに続く道には自然観察のためのデッキがありました。春にはカタクリが咲くところもあるようです。

交通量の多い相模原立川線
長池公園の入り口
長池公園の案内板
緩やかに登る道に案内板
長池への道を下り
青い水をたたえる築池
雑木林の中をたどり
判り難い十字路

たどり着いた築池は近くの田んぼを潤していた大きなため池です。山道を僅かに登って行くと判り難い十字路があります。真っすぐ進む道は里山口、左手は田んぼ、水車小屋へ続く道です。我々は長池への道へ下って行くことにしました。

長池には浄瑠璃姫の碑が建っていまし。現地の案内板によると浄瑠璃姫は小山田高家の妻です。

小山田高家は平安末期の武将、太平記には湊川の戦いに破れ敗走中の新田義貞の窮地を救い戦死したと描かれています。高家が討ち死にしたことを知った浄瑠璃姫は侍女13人とともにこの池に身を投げたと伝えられています。

長池に下りてしまいました
浄瑠璃姫の碑
浄瑠璃姫の長池伝説
築池の対岸にたどり着きました

長池から沢沿いの道を下って行きましたが結局雑木林の中を一回りしたようです。

 

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