関東ふれあいの道・東京.4 歴史のみち 


標高
上川乗~浅間嶺~瀬戸沢・峠の茶屋~時坂峠~払沢の滝入り口
山域
奥多摩
登山日
2019年12月5日(木)、晴れ
歩程
行動時間 4:10、歩行時間 3:30
歩行距離
10.7km
標高差
480m
累積標高差
+685m、-820m
登山口
上川乗バス停mapon
交通機関
 往路・川乗橋、 復路・払沢の滝入り口
登山コース
上川乗~浅間嶺~瀬戸沢・峠の茶屋~時坂峠~払沢の滝入り口
コースmap
関東ふれあいの道・東京4.歴史のみち

 

 コースタイム


上川乗バス停9:50~650m稜線10:25~浅間嶺休憩所11:20/55~浅間嶺12:00/05~瀬戸沢・峠の茶屋、山乃神社13:10~時坂峠13:30~払沢の滝入り口14:00

 

 上川乗バス~浅間嶺休憩所~浅間嶺


関東ふれあいの道4番は歴史の道と呼ばれ、北秋川と南秋川に挟まれた明るい尾根道歩きが楽しめるところです。奥多摩ハイキングの入門コースとしてガイドブックなどにも紹介され多くのハイカーが訪れるところです。

かつては甲州中街道と呼ばれ秋川周辺の集落と本宿、五日市を結ぶ生活の道として檜原の木炭や生活物資を背負った牛馬がこの道を通っていたと伝えられています。

武蔵五日市の駅前
登山口は上川乗バス停から

登山口は上川乗のバス停から始まります。集落の中をひと登りすると杉木立の中の展望が効かない支尾根を登って行くことになります。

振り返ると市道山など戸倉の山々、近くの笹平バス停で降りた若者がいましたが市道山へと登って行くのでしょう。

道端には百観音供養塔や庚申塚
落ち葉を踏みしめながら山道を登り
ふれあいの道の道標
杉林の中の道を登り

ひと登りすると登りも緩やかになり奥多摩の稜線が見え隠れするところもあります。さらに緩やかに登って行くと浅間嶺直下の広場にたどり着きました。休憩所の先は三頭山から御前山、大岳山へと続く奥多摩の展望が開けるところです。

稜線を巻くようになだらかな道が続き
視界が開けると市道山など戸倉の山々
浅間嶺の休憩所
三頭山から続く奥多摩の稜線

休憩所からひと登りすると浅間嶺の展望台です。三頭山から続く稜線の先には雲取山や飛竜山の頂も見付けることができます。

振り返ると笹尾根の稜線の上に雪を被った富士山が見えていました。浅間嶺の名前は富士山が見えることから名付けられたとも言われているようです。

関東ふれあいのみちの道標
展望が開ける浅間嶺

山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
浅間嶺展望台から眺める笹尾根方面の山々(Image Compositで作成)

山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
浅間嶺から眺める奥多摩の山々(Image Compositで作成)
笹尾根の稜線の上に富士山
三頭山から続く稜線の先は雲取山や飛竜山

かつてこの山を訪れたのは30年ほども昔のこと、時坂峠から浅間尾根登山口へと歩いて記憶が残っています。山行のメモにも「浅間嶺直下の桜などはむしろ春霞の中で訪ねてみたい尾根の一つ・・・」、チャンスがあればそのような時期に訪れてみても良いところでしょう。

 浅間嶺~瀬戸沢~時坂峠~払沢の滝入り口


浅間嶺からは時坂峠へ下ることにします。山頂直下の鞍部からは松生山(まつばえやま)へと続く道が分かれています。地形図にもない踏み跡をたどる山ですが途中にはバケモノ山など珍しい名の山、ヤマレコでも幾つかの山行記を見付けることができるようです。

落ち葉を踏みしめながら下って行く道は判り難いところでした。本来の登山道は浅間嶺の休憩所から続いているようでしばらく下ると良く踏まれた登山道に出ることができました。

小さく下ると松生山への分岐
枯葉に覆われた不明瞭な下り
杉林と雑木林の堺を下って
春にはカタクリの群生があると言う

ここからは杉林の中を緩やかに下って行きます。しばらく下ると左手の展望が開け、大岳山から御前山の展望が広がります。なだらかな尾根の上に頭を出すのは鋸山の頂のようでした。

しばらく下ると登山道は沢に向かって下って行きます。今年は台風の被害も多かったようで小さな沢も少し荒れ気味でした。

展望が開けると大岳山から鋸山へと続く稜線
荒れた沢筋を下って行きます
春には営業を再開すると言う茶店
道端には苔むしたお地蔵さん

さらに下ると水車のある茶店があります。4月~11月の土日祝日のみ営業しているとか、ネットには蕎麦がきもあると紹介されているお店です。この道は甲州中街道が通っていたところとか、茶店の前には古いお地蔵さんが祀られていました。

かつての甲州中街道
舗装道路を緩やかに登り
山の神の小さな社
古い歴史があると言う峠の茶屋

やがて舗装道を路歩くようになると瀬戸沢の茶屋です。ここは瀬戸沢の馬宿として創業は貞享3年(1686年)の歴史を伝えるところとか、かつて檜原の口留番所は檜原以外の荷や人を通さないことになっていたようで、小菅や小河内から運ばれた荷はこの馬宿で檜原の馬に積み替えられたとネットに紹介されていました。

緩やかに舗装道路を進むと払沢の滝への分岐、道標に従い左手の道を進むと時坂峠にたどり着きました。

紅葉の先はあきる野の街並みか
時坂峠に百番供養塔
時坂峠
浅間尾根の案内板

古い百番供養塔の傍には仙元峠の案内板と道標があります。台風で道が一部崩壊しているところがあると注意書きがありましたがそれほど危険なところもありませんでした。

緩やかに下る道は杉林の中へ
道標に従い集落の中を下って行きます
まだもみじの紅葉が残っています
心地良い山里の中を下り
たどり着いた払沢の滝入り口のバス停
道端にはお地蔵さんが祀られています

まだモミジの紅葉が残っている山里の中を下って行きます。やかて数台の車が停まっている払沢の滝の駐車場を過ぎると払沢の滝入り口のバス停は目の前でした。

 

 コース GPSmap


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