天狗岩・シラケ山~アカヤシオの咲く展望の岩峰~ 


標高
天狗岩1,213m、シラケ山1,274m
山域
西上州
登山日
2019年4月25日(木)、晴一時曇り、18℃
歩程
行動時間 4:25、歩行時間 3:00
歩行距離
3.8km
標高差
382m
累積標高差
+580m、-580m
登山口
天狗岩駐車場mapon
交通機関
 上信越道下仁田ICから24km
登山コース
天狗岩駐車場~避難小屋~稜線分岐~天狗岩展望台~シラケ岩~おこもり岩~避難小屋~天狗岩駐車場
コースmap
天狗岩とシラケ山

 

 天狗岩・シラケ山に咲く花


西上州の遅い春は岩峰に咲くヒトツバナで始まります。芽ぶきが始まったばかりの沢にはニリンソウやハシリドコロが咲き始めていました。

沢沿いに咲く黄色いネコノメはコガネネコノメソウ、鮮黄色の萼と葯が目立つネコノメソウの仲間です。

 

 コースタイム


天狗岩駐車場10:10~1015m付近10:45/50~二俣の避難小屋10:55~稜線分岐11:20/25~天狗岩展望台11:40/11:45~シラケ岩12:15/55~おこもり岩13:15~二俣の避難小屋13:40/14:10~天狗岩駐車場14:35

 

 天狗岩駐車場~天狗岩~シラケ山


西上州の山はヒトツバナと呼ばれるアカヤシオの花が咲くところです。小さいながらも切り立った岩峰がそびえたつ玄人好みの山が多いところですが、湘南からはアプローチも長くなかなか足を向けるのが難しい山域の一つです。

天狗岩の駐車場は南牧村と上野村を結ぶ湯の沢トンネルの上にあります。平日と言うこともあり10台ほど停まることができる駐車場には湘南ナンバーの車が一台停まっているだけでした。

駐車場に天狗岩の案内板
天狗岩の登山口
杉林の登山道を登り
沢に架かった橋を渡り

登山口からは沢沿いの登りが始まります。やがて登山道は芽吹き始めた新緑の雑木林の中を登って行くようになります。道端にはニリンソウやハシリドコロ、黄色い花をつけたコガネネコノメソウなどが目を楽しませてくれます。

新緑の梢の先にそびえる岩峰にはアカヤシオの花灯り、しばらくするとミツバツヅジやヤマツツジにその主役を譲り遅い上州の山も春本番が訪れるのでしょう。

見上げる岩の下を登って
新緑の岩壁にアカヤシオ
沢を登って行くと二俣の分岐
避難小屋から右手の道へ

二俣の避難小屋からは道を右に折れジグザグを切りながら雑木林の斜面を登って行きます。季節が進むとニリンソウが群生するところのようですが今年は少し遅いのかも知れません。

稜線にたどり着きました
まだ芽ぶきが始めっていない急坂
最後は岩の間の急な登り
木立に覆われた天狗岩の山頂

たどり着いた稜線を左に折れ岩の間の急坂を登ると天狗岩の山頂です。木立に覆われた細い稜線を僅かに下ると鉄の橋の先に天狗岩の展望台があります。切れ落ちた岩峰の先からは烏帽子岳の岩稜が見えています。目の前の岩場にはアカヤシオの花が咲いていました。

鉄製の橋がかかった展望台
目の前には烏帽子岳への岩稜
見上げるシラケ岩の山頂
アカヤシオの花が咲いています

天狗岩の山頂に戻り芽ぶきも始まっていない斜面を下って行きます。目立たない道標に導かれながら登り返すと烏帽子岳へつ続く横道コースです。途中から道を右に折れひと登りするとシラケ岩の山頂にたどり着きました。

天狗岩の山頂に戻り急坂を下り
芽ぶきが始まっていない急坂を下り
雑木林の中を登り返して
シラケ山の山頂

山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
シラケ岩から北方向の展望

山名表示 ※クリックすると山名を表示・非表示します。
シラケ岩から南方向の展望

小さな山頂には私製の山頂標識、目の前が切れ落ちた岩峰の上からは霞んだ妙義の岩峰や鹿岳、四ッ又山などを見付けることができます。振り返るなだらかな冬枯れの稜線は神流側の南側の稜線で、御座山、帳付山、諏訪山などの頂が山並みの中に見えているようです。

山頂からは妙義の山々
山頂の岩場でお弁当
シラケ山は満開のアカヤシオ
アカヤシオの花の先に西上州の山
烏帽子岳へと続く岩稜にアカヤシオ

日航機が墜落事故を起こした御巣ノ峰もこの山並みの中に見えているようでした。烏帽子岳へと続く岩峰は細い岩稜の縦走路として紹介されているところで岩峰にはピンクのアカヤシオが見えていました。

 

 シラケ山~天狗岩駐車場


山頂は咲き競うアカヤシオの花に彩られています。柔らかいピンクの花景色を眺めながらゆっくり昼食の時間を楽しみました。

烏帽子岳と続く道
岩壁の下を下って
おこもり岩への分岐
ミツバツツジが咲く岩壁の傍を下り

帰りは明るい沢沿いの道をおこもり岩へと下って行きます。道標に導かれおこもり岩へ、見上げる岩壁の下に大きな岩窟があります。中には石祠が祀られていましたがあまり訪れる人はいないようでした。

おこもり岩の岩窟に小さな石祠
雑木林の中を戻ります
橋を渡ると駐車場までは僅か
見上げる岩峰にアカヤシオ

二俣の避難小屋で最後の一休み、五月の花山行など山談議にひと時を過ごしたのち駐車場に戻りました。振り返る青空の下には明るい日を浴びたアカヤシオが我々を見下ろしているようでした。

 

 コース GPSmap


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